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樹木葬の費用・選び方

樹木葬費用の相場は5万円~150万円|埋葬方法別に徹底解説

藤本 恵子 / 更新:2026-06-24
樹木葬費用の相場は5万円~150万円|埋葬方法別に徹底解説
「お墓にお金をかけたくない、でも適当には決めたくない」——樹木葬を調べ始めた人から、私が現場で一番よく聞く本音です。結論から言うと、樹木葬の費用は埋葬方法によって5万円〜150万円と大きく開きがあり、選び方次第で総額が数十万円変わります。
  • 樹木葬の全国平均費用は67.8万円(2025年第16回お墓の消費者全国実態調査)。
  • 合祀・合葬型は5万円〜30万円、集合型は20万円〜50万円、個別型は40万円〜100万円が目安。
  • 費用は霊園使用料・埋葬料・彫刻料・年間管理費の4つに分かれる。
  • 年間管理費はおおむね年1万円ほどかかる。
  • 東日本のほうが西日本より費用が高い傾向がある。

樹木葬費用の結論

樹木葬の費用相場はどれくらい?内訳や種類ごとの費用も解説
樹木葬の費用相場はどれくらい?内訳や種類ごとの費用も解説

樹木葬の費用は全国平均で約63.7万円〜67.8万円、総額の幅としては5万円〜150万円です。

2025年の「第16回お墓の消費者全国実態調査」では、樹木葬の平均費用は67.8万円。2024年の鎌倉新書の全国調査では平均購入金額が63.7万円でした。一般墓の平均149.5万円と比べると、ざっくり半額以下になります。

正直に言うと、この「平均」はあまり当てになりません。埋葬方法で価格帯がまるごと違うからです。次の章で内訳を分けて見ていきます。

迷ったら、まず「合祀・集合・個別」のどのタイプかを決めてください。タイプが決まれば価格帯が一気に絞れます。

あなたにあったお墓を調べる方法

自分に合うお墓は「予算・継ぐ人の有無・お参りに行ける距離」の3点を整理すると見えてきます。

あなたにあったお墓を調べる方法

私が遺族サポートをしていた頃、相談に来る方の多くは「とにかく安いところ」とだけ言って、後で後悔していました。安さだけで選ぶと、お参りが遠くて足が遠のく、というのがよくある失敗です。

まず予算の上限を決め、次に「将来お墓を継ぐ人がいるか」を考える。継ぐ人がいなければ永代供養付きの合祀型・集合型が現実的です。

自宅近くの樹木葬を探す

樹木葬は自宅から無理なく通える距離で探すのが、結局いちばん満足度が高いです。

費用は同じ樹木葬でも東日本のほうが西日本より高い傾向があります。だからといって遠方の安い霊園を選ぶと、交通費と手間が積み重なります。

実際に私が同行した方で、片道2時間の霊園を選んで「年に1回しか行けなくなった」とこぼした人がいました。立地は費用と同じくらい大事です。

樹木葬の費用相場は埋葬方法によって異なる

樹木葬とはどんなお墓?特徴と費用【専門家インタビューあり】
樹木葬とはどんなお墓?特徴と費用【専門家インタビューあり】

樹木葬の費用は埋葬方法で3タイプに分かれ、合祀型が最も安く、個別型が最も高くなります。

同じ「樹木葬」という言葉でも、他の人と一緒に埋葬されるのか、家族だけの区画なのかで価格はまったく違います。下の表で全体像を押さえてください。

埋葬方法別の樹木葬の費用相場
出典:永代供養ナビ、エルターナル、ライフドット。価格は立地・人数・運営主体で変動。
埋葬方法内容費用相場
合祀・合葬型他の人と合同で埋葬5万円〜30万円
集合型数人〜家族単位で共同埋葬20万円〜50万円
個別型1人・家族単位で個別区画40万円〜100万円

個別埋葬型の樹木葬の費用相場は 50万円~150万円

個別埋葬型は1人または家族単位で専用区画を持つタイプで、費用相場は40万円〜100万円、立地次第では150万円に届くこともあります。

個別埋葬型の樹木葬の費用相場は 50万円~150万円

一般のお墓に一番近い感覚で、シンボルツリーや区画を独占できます。その分、いちばん高い。

家族で入りたい、人と一緒は避けたい、という方にはこのタイプ。ただ予算が読みにくいので、区画料と人数加算の条件は契約前に必ず確認してください。

集合埋葬型の樹木葬の費用相場は 20万円~60万円

集合埋葬型は1本のシンボルツリーの下を数人〜家族で分け合うタイプで、費用相場は20万円〜50万円(霊園によっては15万円〜60万円)です。

遺骨は個別の容器や区分けで納められることが多く、合祀のように完全に混ざるわけではありません。価格と個別性のバランスが取れた中間タイプです。

私が現場で見てきた限り、「安すぎず、でも他人と完全に混ざるのは抵抗がある」という人が落ち着くのがここでした。

合葬・合祀型の樹木葬の費用相場は 5万円~20万円

“墓じまい”増え…「永代供養」検討が約9割 樹木葬など(2024年8月12日)
“墓じまい”増え…「永代供養」検討が約9割 樹木葬など(2024年8月12日)

合葬・合祀型は他の人の遺骨と一緒に埋葬するタイプで、費用相場は5万円〜30万円と最も安価です。

とにかく費用を抑えたい方、継ぐ人がいない方に向いています。ただし一度埋葬すると遺骨を取り出せないのが最大の注意点です。

合祀型は後から遺骨を取り出せません。「やっぱり個別に」と思っても戻せないので、家族の合意を取ってから決めてください。

永代供養料が費用に含まれるか別途かは霊園で分かれます。表示価格だけで判断しないこと。

都道府県別の樹木葬の費用相場をチェックする方法

都道府県別の相場は「東日本は高め、西日本は安め」という傾向を押さえたうえで、各霊園の個別価格を比較するのが確実です。

都道府県別の樹木葬の費用相場をチェックする方法

全国平均は70万円前後ですが、これはあくまで全国を均した数字。地域差があるため、お住まいのエリアの霊園を3つほど並べて見積もりを取るのが現実的です。

政府が決めた公定価格は存在せず、価格は運営する寺院・霊園が個別に設定しています。だからこそ比較が効きます。

ペットと一緒に眠れる樹木葬も費用相場は同じ

ペットと一緒に入れる樹木葬も、費用相場は通常の樹木葬とほぼ同じ範囲です。

ペット可の霊園は数が限られるので、その点だけは早めに探したほうがいい。価格が特別に高くなるわけではありません。

ただしペットの納骨料が別途かかるケースはあります。ここは霊園ごとに違うので要確認です。

樹木葬の費用の内訳

樹木葬の真実|みんなのお墓チャンネル【永代供養コンサルタント監修】
樹木葬の真実|みんなのお墓チャンネル【永代供養コンサルタント監修】

樹木葬の費用は、霊園使用料・埋葬料・彫刻料・年間管理費の4つで構成されます。

樹木葬の費用の内訳(4大項目)
出典:法宇グループ。金額は霊園・タイプで変動。
項目費用の目安
霊園使用料5万円〜80万円
埋葬料3万円〜10万円
彫刻料1万円〜20万円
年間管理費年間約1万円

表示されている「○○万円〜」の多くは霊園使用料のこと。埋葬料や彫刻料が別、というパターンがよくあります。

初期費用

初期費用は霊園使用料・埋葬料・彫刻料を合わせた契約時にまとまって払う金額で、年間管理費の年1万円ほどはそれとは別に毎年かかります。

初期費用

見落としがちなのが、既存のお墓から移す「改葬」の費用です。墓じまいには約35万円〜150万円かかります。新しい樹木葬の費用とは別腹なので、ここを忘れると予算が一気に崩れます。

いまあるお墓を整理して樹木葬へ移す場合、墓じまい費用(約35万円〜150万円)が上乗せになります。樹木葬本体の安さだけで判断しないでください。

よくある質問

よくある質問

樹木葬費用とは?
墓石の代わりに樹木を墓標とする樹木葬にかかるお金のことです。霊園使用料・埋葬料・彫刻料・年間管理費(年約1万円)で構成され、全国平均は67.8万円です。
樹木葬費用の費用は?
埋葬方法で異なります。合祀・合葬型は5万円〜30万円、集合型は20万円〜50万円、個別型は40万円〜100万円が目安で、全体では5万円〜150万円の幅があります。
樹木葬費用の始め方は?
まず予算と継ぐ人の有無を決め、自宅から通える範囲の霊園を3つほど絞って見積もりを比較します。既存のお墓がある場合は墓じまい費用(約35万円〜150万円)も合わせて見積もってください。

最後にひとつだけ。樹木葬は「安いから」で選ぶと、合祀で遺骨が戻せない、遠くて通えない、といった後悔につながりやすいお墓です。タイプと立地を先に決めて、見積もりは必ず複数取る。これだけで失敗はかなり減らせます。

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藤本 恵子

元葬儀社スタッフ(勤続8年・遺族サポート担当) ・ 終活カウンセラー(一般社団法人認定)

葬儀社での勤務経験をもとに、永代供養・樹木葬の現場取材と実際の手続き同行を重ね、初めて調べる人が迷わず選べるよう丁寧に書くことを信条としています。

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藤本 恵子
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